これからは予防の時代が来る!健康寿命を延ばす、“される医療”から“する医療”へ

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理学療法士。メンタル心理カウンセラー。上級心理カウンセラー。理学療法士国家資格取得後。身体面のみでなく精神・心理面も診れるセラピストを目指し心理カウンセラーの資格を取得。現在、都内のクリニックに勤務しながらトレーナーチームEsperanzaの代表を務め、某スポーツ企業との勉強会や舞台俳優、ダンサーなどのパーソナルトレーナーとしても活躍している。

石渡雄次

こんにちは。
トレーナーチームEsperanza代表、理学療法士の石渡です。

今回は、医療業界の最大の課題である【健康寿命延伸】について、何を変えていかなければならないのか、また変わらなければどうなってしまうのかということをテーマに考えていきたいと思います。

“される医療”と“する医療”


健康寿命延伸を次のステップに進めるためには、今後これら2つの医療を具体的に区分して行く必要があると考えています。

シンプルに考えると患者の立場としては

・される医療=対処、他力、サービス
・する医療=予防、自力、セルフ

というように区分することが出来ます。

本来、医療に関しては何事も、「される医療」から「する医療」にスムーズに移行しなければなりません。

例えば、腰痛の場合。

急性期の処置から始まり、日常生活に復帰するまでの処置とアドバイスは『される医療』。
その先の腰痛が再発しないように身体のケアを継続すること、過去の生活上の問題の改善などは『する医療』ということになります。

歯医者で例えると更にわかりやすいと思います。

虫歯の治療は『される医療』。
虫歯予防の歯磨きは『する医療』です。

過去の論文ではセルフケアチェックシートを作成し患者に自己管理させた結果、体の痛みに対する治療成績が上がったという報告もあります。
予防医療を促していくため、医療従事者はこれら2つをしっかりと区分して患者に伝えていくことを求められます。

医療がサービス化し過ぎると患者はモンスターになる


患者のモンスター化、これは今後の医療業界全体が抱えうる問題の1つになると考えています。

すでに教育業界でも、学校や教師を悩ませる「モンスターペアレント」化が大きな問題となっています。

・少子化に伴って減少した生徒を取り合い、さまざまな手厚い対応・サービスを実施してしまう。
・親に好意的な学校を意識し過ぎたあまり、教師側が不便を抱えるような規則が出来てしまった。

結果、教師は本来の仕事以外のところで時間を取られ、体調管理が困難となり、うつ病等を発症してしまいます。
この罹患率の急激な上昇が問題となっているのです。

今後、医療業界もこの様相を呈していく(医師=教師、患者=親、生徒)ことに気づかなければなりません。
善意による医療の過剰なサービス化は、医師や医療従事者を苦しめる可能性を十分に秘めているのです。

医療業界の明るい未来は、『予防』の概念を一般化していくことにある


たとえば肩こりは治る・治らないというよりも、自分で生活習慣やケアをすることで十分に治すことが出来ます。
年を取れば生活習慣が変わって姿勢が悪くなり、筋力が落ちるのを知っているのであれば、自分で筋力が落ちないように管理していけます。
医療従事者はその過程で問題が起きた際にアドバイス、サポートするだけでいいと考えています。

自己管理ゼロで予防を全くせずに、病気・怪我になったら治して貰えばいいやという文化は、決して良好な健康寿命延伸に繋がるとは考え難いです。

予防の発展は、患者が自身の身体をしっかりと管理することにあります。
それは積極的な健康寿命の延伸を図れるだけでなく、医療従事者の健康を守ることにも繋がることを忘れてはいけません。

これからの時代は予防医療を発展させるために、“される医療”と“する医療”の概念を区分し、一般化していくことを始める時代であると考えています。

編集部より

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