年金法案可決!今後のセラピスト&トレーナーが担う役割とは?

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理学療法士。メンタル心理カウンセラー。上級心理カウンセラー。理学療法士国家資格取得後。身体面のみでなく精神・心理面も診れるセラピストを目指し心理カウンセラーの資格を取得。現在、都内のクリニックに勤務しながらトレーナーチームEsperanzaの代表を務め、某スポーツ企業との勉強会や舞台俳優、ダンサーなどのパーソナルトレーナーとしても活躍している。

石渡雄次

こんにちは。
トレーナーチームEsperanza代表、理学療法士の石渡です。

先日12月14日、「年金制度改革法案」が可決されました。
今回はその影響に対する、今後のセラピスト&トレーナーの活躍についてお話ししていきたいと思います。

年金法案が可決することによってどうなるの?

年金法案が可決することによって何が起きるのか、一つ一つ考えていきます。

①十分な医療介護を受けられる高齢者が減る!?

下図は、消費支出の構成を表すものです。(※赤線が高齢者世帯)
医療に当てる割合が、かなり高いことが分かります。

(引用:総務省統計局 高齢者の家計

今後年金が少しずつカットされれば、必然的に医療・介護に当てるお金も減っていくことが予測されます。
となれば、一般家庭において介護医療費を節約するためには、怪我や病気にかからないような生活習慣を学んでいかなければならないことは言うまでもありません。

専門的な知識を持つセラピスト&トレーナーが、世の中に予防の知識を促していくことで、活躍の場を拡げられると言えます。
助けを求めて来た人だけにサービスする役割から、まだ大丈夫だと思っている人も巻き込んで予防に力を入れる時代が、目の前まで来たと言うことです。

②年金を受給しながら働く高齢者の増加

近年、定年を迎えた65歳以上であっても、仕事を続ける人が増えてきています。
下図が表しているのは、65歳以上の雇用者が年々右肩上がりに増加していることです。(※赤60-64歳、緑65歳以上)

(引用:内閣府 高齢者の就業

何故、ここまで増えてしまっているのでしょうか?
要因としては、大きく2つのことが言えます。

  • ・年金受給額が年々減額しており、年金のみでは生活の維持が困難となってきているため。
  • ・平均寿命が年々延びていることに伴い、一生涯に必要なお金が増えてきているため。

この問題に対してセラピスト&トレーナーが関われる役割は、以下のようなものが挙げられます。

  • ・65歳以上でも元気に働ける人を増やすこと
  • ・健康増進のための啓蒙活動など、健康寿命の延伸に努め、一生涯にかかる介護医療費を減らすこと(※現在、平均寿命と平均健康寿命の差は約10年)

今後は年金を受け取れる年齢を引き上げる、という向きもあるように、「高齢だから御隠居生活」という概念は失われつつあります。
元気で活気ある高齢者を増やす活動というのは、これからの大きな課題かもしれません。

③年金をもらいながら生活保護を受ける人が増加する?!

意外かもしれませんが、現在、生活を送るのに経済的な苦労を感じていない高齢者は8割。
ですが、今後はその状況は少しずつ変化すると思われます。

高齢化社会が急速に進んでいる今、年金のみで生活することが困難となる高齢者が増えていくと盛んに言われています。
それと同時に、生活保護を受ける人が増加していくことが予測されます。

以下は、65歳以上で年金を受給しながら生活保護を受けている被保護人員の変移です。
徐々にではありますが、年々右肩上がりに上がっていることが分かります。
超高齢化社会になっていく今後、グラフが下がる傾向になることは考えがたいです。
急激な上昇傾向となる可能性も、ないとは言い切れません。


(引用:内閣府 高齢者の経済状況

以下は月に受け取れる年金の額と、月に与えられる生活保護の額です。(平成25年度)

  • 国民年金の平均5,4万円
  • 厚生年金の平均14,5万円
  • 生活保護約14万円

これを見ると、『生活保護を受けると裕福に暮らせる?!』と考えることが出来てしまいませんか?
生活保護は生活する上で必要最低限の額であると言う前提がありますが、働かずして裕福な生活が可能となります。
多くの高齢者が一斉にそのような立場になれば、大量の税金を使うということになり、いずれ破綻してしまうのは言うまでもありません。

現状では「コツコツと頑張って貯蓄している方が損を被る制度」ととられてもおかしくないのです。
生活保護に関しては、これから何らかの対策が取られることは間違いありません。

まとめ

今後のセラピスト&トレーナーが活躍するためには、時代の流れと共に変化していく必要があります。
先手を打っていくことで、可能性を生み出すことが可能です。

困っている人が増えてきたから救済する施設を増やす。もちろん、これも必要です。
その上でさらに、困っている人を増やさないためにはどうしたらいいのか?
これを考えていくことで可能性はいくらでも拡げていくことが出来るのではないでしょうか。

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