求められるPTを目指して。取得したい「専門理学療法士」

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専門理学療法士」をご存知でしょうか?
認定理学療法士と並んで、理学療法士が目指すべき上位資格として名前が挙がる資格です。
今回は「専門理学療法士」について、受験資格や取得方法、認定理学療法士との違いなどをご紹介いたします。

専門理学療法士とは?

専門理学療法士とは

認定理学療法士とは、理学療法士協会が新人教育プログラム修了者を対象に定めた資格です。
一定の臨床における専門性を高めること、良質なサービスを提供する能力を備えること、そして理学療法の学問的発展に貢献出来る研究能力を高めていくことを目的としています。
認定理学療法士が職能に基づく臨床的要素の強い資格であるのに対し、専門理学療法士は学術的要素がメインとなる資格です。

2016年4月の理学療法士協会のデータによると、総会員数96,648名に対して専門理学療法士を取得したのは1,792名。
領域別で見ると、運動器での取得が604名と頭一つ抜けて多くなっています。

専門理学療法士になるには?

専門領域を一つ以上選択してポイントを集めて申請する、という大まかな流れは認定理学療法士と同じです。
しかし専門理学療法士の資格では、必要なポイント数と年数が大きく変わってきます。

申請条件

  • 1.新人教育プログラムを修了している
  • 2.専門領域を登録してから5年以上が経過している
  • 3.各領域にて設定された履修ポイントを560ポイント取得している

なお、すでに認定理学療法士の資格を取得している場合、選択した専門領域が同じであれば380ポイントの取得で専門作業療法士になることが出来ます。
認定理学療法士になるにあたって取得した180ポイントが加算されるためです。
しかし認定理学療法士の資格を取った時とは違う専門領域を選んで専門理学療法士の資格を申請する場合は、また新たに560ポイント取得する必要があります。
専門理学療法士
専門理学療法士の資格取得に際して認定理学療法士の資格を持っておく必要はありませんが、申請に必要なキャリア年数やポイント加算制度から、専門理学療法士は認定理学療法士の上位資格であると言えます。

7つの専門領域

専門理学療法士になるためには、以下からひとつ以上専門領域を選んで登録する必要があります。
複数選択することも可能ですが、ポイントの重複使用は出来ません。注意が必要です。

  • ・基礎理学療法
  • ・神経理学療法
  • ・運動器理学療法
  • ・内部障害理学療法
  • ・生活環境支援理学療法
  • ・物理療法
  • ・教育・管理理学療法

ポイントの内訳

専門理学療法士

申請に必要な560ポイントの内訳は、以下のようになっています。

1.学術ポイント:200ポイント

研究に関する業績や、学術の発展に寄与する業績によって獲得することが出来ます。
学会参加だけでも100ポイントが認められ、必修論文も40~80ポイントと大きい配分となっています。
大学院を修了していれば、ほぼクリアしていると言っていいでしょう。

2.教育ポイント:100ポイント

指導的な働きかけや、後輩の育成に寄与する業績によって獲得出来ます。
臨床実習指導者の経験があれば40ポイントは認められますが、残りの60ポイントは論文や学会発表、講習会の講師などの活動で取得しなければなりません。
特に講習会などは規定によって安易に開催できるものではないため、一人で取得するのが難しいポイントとなっています。

3.分野別選択ポイント:80ポイント

各専門分野が個別に指定した業績によって取得出来ます。 各分野で開催されている必須発表会に参加することで認められます。

4.臨床実践ポイント:180ポイント

認定理学療法士の資格を持っている、もしくはそれと同等の業績を残すことで取得出来ます。
専門領域が同じであれば認定理学療法士の資格を持っているだけでクリア出来るポイントです。
そのほかには学会参加や論文発表でも獲得出来るようになっています。

取得の流れ

専門理学療法士
申請条件をすべて満たしたら、申請書類を郵送で提出します。
申請書類は以下の4つになります。

  • ・申請書
  • ・誓約書
  • ・研修活動の記録
  • ・ポイントを証明する書類のコピー

書類提出後に理学療法士協会ホームページのマイページから申請料(1分野10800円)を申し込みます。
審査に合格すれば専門理学療法士の認定書が発行されます。

資格を持っていることのメリット

専門理学療法士 メリット
現状では認定理学療法士と同様、待遇面で有利になることはありません。
しかし認定理学療法士以上に取得するのが大変な専門理学療法士。
取得する過程において、間違いなくスキルアップが望めるはずです。
また病院では資格取得の掲示が可能であるため、取得しておけば将来的に医療広告の対象にもなりえます。

編集部より

理学療法士業界では、年々理学療法士が増加していることにより、理学療法士の価値が相対的に下がってきてしまっています。
ここで周囲に差を付ける資格を取得しておけば、リハビリ職の需要が高まる2025年に向けて、必要とされる理学療法士になれる可能性が高いです。
ぜひ、取得してみてはいかがでしょうか。

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