「認定理学療法士」の取得で、スキル・キャリアアップを目指そう!

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理学療法士がスキルアップを目指す時、まず選択肢として挙がる資格が「認定理学療法士」と「専門理学療法士」です。
認定理学療法士とは、理学療法士の

臨床における専門性を高めること
良質なサービスを提供する能力を備えること
理学療法の学問的発展に貢献出来る研究能力を高めること

を目的として定められた資格です。
資格取得にどのようなメリットがあるのか。今回は「認定理学療法士」について、基本的なことをまとめました!

認定理学療法士とは?

認定理学療法士
認定理学療法士は先述の通り、日本理学療法士協会が「専門性の高い良質なリハビリを提供しつつ、理学療法の学問的な発展に貢献する」理学療法士を育成するために定めている資格です。
理学療法士の中でも選りすぐりの実力者を育てて、理学療法士の社会的な価値を高めると同時に、理学療法そのものを進化させていくことを目的としています。
生涯学習の一環として、新人教育プログラム修了者は7つの専門分野から1つ以上を選んで登録し、認定理学療法士を目指すことを推奨されています。

2016年4月時点の理学療法士協会のデータによると、総会員数96,648名に対し、認定理学療法士を取得したのは1,958名。
領域別で見ると、脳卒中での認定が524名・運動器での認定が386名と突出して多いようです。

持っていることのメリット

認定理学療法士
現段階では、認定理学療法士の資格を取得しても待遇は大きく変わりません。
しかもこの認定理学療法士の資格は一度取得したからと言って、永続的に保有できるものではありません。
保有し続けるためには、更新のたびに一定ポイントを貯めて症例報告の書類を作成していかなければならないのです。
お金も時間も手間もかかるので、資格を取得・保持するモチベーションを高く保てないというのが現状であるようです。

しかし裏を返せば、認定理学療法士になるためには、常に理学療法士として研鑽を積んでいる必要があるということでもあります。
認定理学療法士を目指すことで、スキルアップは間違いなく見込めるでしょう。
しかも理学療法士協会の方針としては、今後は認定を受けている理学療法士に特別手当をつけることや、リハビリテーションを行った際の報酬に加算をつけるとされています。
また「医療広告ガイドライン」に準じた「専門性資格認定団体」として認可されるよう、制度化を急いでいる側面もあります。
この制度が整えば「うちの病院には認定理学療法士がいます」と広告を出すことが可能になるため、認定理学療法士の勤務条件も優遇されることが予測出来ます。
認定資格を持っているかどうかで、差別化が図られる可能性もゼロではありません。

7つの専門領域

認定理学療法士
認定理学療法士になるためには、以下から1つ以上の専門領域を選んで登録する必要があります。
複数選択することも可能ですが、試験を受けるためのポイントは重複して使えないので注意しましょう。

  • ・基礎理学療法
  • ・神経理学療法
  • ・運動器理学療法
  • ・内部障害理学療法
  • ・生活環境支援理学療法
  • ・物理療法
  • ・教育・管理理学療法

認定理学療法士になるには?

認定理学療法士
認定理学療法士の認定を受けるためには、条件を満たした協会員が認定理学療法士の認定試験を受験し、合格する必要があります。

1.申請資格

認定理学療法士の認定を受けるためには、下記の条件を満たしている必要があります。

  • ・新人教育プログラムを修了している、または免除されている
  • ・専門分野の登録から2年以上が経過している
  • ・申請する領域の認定必須研修会を受講している
  • (※研修会が受験申請期間より後に開催される場合は、受講見込であれば申請可能です)

  • ・協会指定研修を受講している
  • (※協会が指定した研修や認定必須研修会は、受講年度を含めて5年間有効)

2.「認定理学療法士」資格取得までの流れ

認定理学療法士

新人教育プログラムや専門分野登録を終え、指定の研修を修了したら、いよいよ試験に向けて活動を始めます。
認定試験は

  • ・ポイント制の申請書類審査
  • ・事例、症例報告
  • ・レビューレポート

を経て行うことが出来ます。

必須研修会や指定研修でもポイントをもらえますが、加えて専門分野の履修条件に即した100ポイントを獲得しなくてはいけません。
ポイントは認定講習会や研修会への参加、論文査定、学会演題査定、講習会や研修会の講師、実習指導者業務など、さまざまな活動を通じて得ることが出来ます。
詳細:日本理学療法士協会 各領域の履修要件に即したポイント
 日本理学療法士協会 履修ポイント基準表

3.資格の更新

認定理学療法士の資格を保持し続けるためには、5年ごとの更新が必要となります。
更新の条件は、更新期間以内に以下の二つを集め、申請書類と更新料3240円もあわせて協会に納めることです。

  • ・1領域につき160ポイントの履修ポイント
  • ・10つの事例・症例報告レビューレポート

更新に必要なポイントは、履修ポイント基準に則しているものに限ります。履修ポイント基準に記載のないものは対象外ですので、注意しましょう。160ポイントの内訳に、大項目ごとのポイント数の指定はありません。
また事例・症例報告レビューレポートで扱うのは、認定理学療法士取得から更新日までの間での症例となります。
各領域の書式に従って、1症例あたり1000~1200字ほどで作成しましょう。協会HPではレポートの書式のほか、書き方の見本(こちらは基礎)も確認できますので、きちんとチェックしておきましょうね。

まとめ


理学療法士の数が増加して学会が分化すれば、認定理学療法士の資格を持っている人が理事を務めるようになる可能性もあります。
資格取得をしていれば、研修会を開くときや転職の際にも、認定理学療法士を名乗ることができます。
「研鑽を積んできた人だ」というアピールポイントにもなるのです。
受験資格を満たしているのであれば、将来的なメリットも見込んで、取得しておいてもいいかもしれません。

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