「プレゼン」がリハビリを変える理由

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理学療法士。総合病院、回復期リハ病院を経て、現在「キョーワ訪問看護リハビリステーション寄り添い屋」に勤務。1年目に病院や施設ごとでのリハビリの考え方や特定の治療手技や理論に偏りがあることに疑問を持ち、様々な理論・技術を広く知り、それぞれの良い所を活用できるような場を作りたいとの思いでセミナー団体「Bridge」を立ち上げ、1000名以上のセラピストへの講義・実技指導を行う。現在も代表講師として全国を飛び回る。

初めまして。愛知のキョーワ訪問看護リハビリステーション寄り添い屋で理学療法士をしている小松です。理学療法士として11年目となります。私は、学生時代から人前で話すのが苦手でした。そこで定期的に人前で話す機会を作れば、毎回そのテーマについての勉強もでき、人前で話すことに慣れるはず!!という自分の成長のために1年目の時に「Bridge」というセミナー団体を作りました。

Bridgeは現在までに10年間継続し、多くの方の前で話す中で私が得た経験が、少しでもお読みくださる皆様のお役に立てれば幸いです。

自分の言いたいことを言っても、相手には伝わらない

Bridgeを始めた頃、私は毎月数名~10名程度に向けてテーマについてまとめたことをスライドにして発表していました。今思えば新聞のような文字ばかりのスライドでした…。

学会などの発表でも、専門用語が並ぶ新聞のようなスライドをわずかな時間で早口で読み、次のスライドへ…といった場面を目にすることがあります。聴く側にしてみれば、その分野に長けている人でない限り、その言葉は理解できないどころか、内容を十分に聞き取ることすら難しいこともあります。それでは発表する側にとっても、せっかくの研究での成果が理解されないことになってしまいますよね。

あなたも勉強会や研修会に参加した際、話についていけず睡魔に襲われたことはないでしょうか?(もちろんこれは講師の説明下手の場合だけでなく、あなたの勉強不足のせいかもしれませんが…)

あなたが言いたいこと・伝えたいことを、相手はいつも理解してくれているとは限りません。むしろ多くの場合、あなたの言葉は、相手の都合よく解釈されています。逆にあなた自身も他人の言葉を自分の都合よく解釈していることもあります。

患者さんとの関わりや後輩指導、上司への報告などでも、いくらあなたが熱心に伝えようとしても、相手に伝わらない限り、あなたの期待するような反応にならないことを経験したことはないでしょうか?

連載では、リハビリテーション×プレゼンテーションをテーマに、私たちセラピストにおけるプレゼンテーションの重要性を一緒に考えていきたいと思います。

プレゼンテーションの目的は「相手の行動が変わる」こと

プレゼンテーションとは、

情報伝達手段の一種で、聴衆に対して情報を提示し、理解・納得を得る行為を指す。略してプレゼンとも呼称される。(ウィキペディアより)

プレゼンでは必ず「伝える相手」が存在します。そしてプレゼンには目的があります。あなたが伝えた結果、「相手の行動が変わる」ことです。

・リハビリの場面では、患者さんが望むような改善につながるため
・勉強会や学会での発表、後輩への指導は、より多くのセラピストの知識・技術の向上や、そのセラピストが関わる患者・利用者さんが良くなるため
・上司への相談や報告、職場の会議での発言は、今の職場をより良い職場にするため

これらの目的を果たすべく、私たちはプレゼンをすることになります。こう考えると実はプレゼンは、普段皆さんが当たり前に行っていることではないでしょうか。
セラピストがプレゼンを学ぶことで、あなた自身だけでなく、患者・利用者さん、上司や後輩へも良い影響を与えることができます。

次回からは、プレゼンを成功させるためのポイントについてお伝えしていきます。

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