2020年東京オリンピックのトレーナーは(現実的に)目指せるのか

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『食える体育人』をミッションに活動中。スポーツを仕事にしたい!という若手・学生向けに小手先のテクニックではなく人間力と専門力の向上のための共育(きょういく)を行っている。運動指導・マーケティング・イベントプロデュースといった幅広い職務経験と関西人特有のノリとツッコミで講演・セミナーを展開。現在は国士舘大学トレーナー講座講師、㈶日本コアコンディショニング協会認定講師、学生若手トレーナー団体Golden Age Projectの総代表として全国を駆け巡っている。

「2020年のオリンピックに何かしらのカタチで関わりたいです」

と大学生のトレーナー講座の教え子であるケンが打ち明けてくれた。

僕は現在、大学でトレーナーの育成をしている。多くの学生がケンのようにオリンピックに関わりたいと言うのだ。

トレーナーとして、教員として、医療家として・・・、何かしらこのオリンピックという大イベントに関わりたいと。

オリンピックまで残り5年。5年で本当にオリンピックに関われるのか。

僕の独断と偏見かもしれないが考えてみた。

まずは開会式からの逆算。

オリンピックは2020年7月24日。いくつかの競技は開会式前に始まるらしいがここがスタートと考えればいいだろう。

例えば20歳のトレーナー志望の学生がいたとする。

その彼が2020年。25歳の若手トレーナーとしてオリンピックの舞台で活躍できるのか。

あえて本音の意見を言うと・・・、日本代表のトレーナーになれる確立はゼロに近い。

特にメダルの取得が期待されていたり、競技人口の多いのはまず無理だと僕は思う。

JOC役員の気持ちになって考えてみると分かるだろう。

25歳の経験の浅いトレーナーに国の代表選手を任せることができるのか。僕が役員なら悪いが任せない。もっと国際大会で経験があり結果を出してきたトレーナーに任せる。

もし選手がメダルに届かなかったら・・・
もし防げたケガを防げなかったら・・・
誰が責任を負うのか?

もちろん選手の自己管理と言ってしまえばそれまでだが、きっとそのトレーナーとトレーナーに任命した役員も少なからず責任を負うことになる。

そこまで信頼に足りるトレーナーなのか?

「これ以上のトレーナーは日本にいなかったのでベストを尽くした」と言えるのか。

そう考えると先ほども伝えた通り、2015年の現時点で国際大会へのサポートを経験しているトレーナーに依頼をする確立が高いのではと僕は思っている。

そしてもう1つしておいてほしい現実。

特に医療系の資格を取ろうとしている人に知ってほしい現実。

2013年度(昨年)の医療系従事者の数。
理学療法士9315人
柔道整復師5349人 
鍼灸師3892人

そしてスポーツ系、体育系の大学専門学校数合わせると271校。整体やカイロなどなど民間の学校も合わせると・・・、同級生で何人いるんだと言う話である。

理学療法士の資格を持っていれば・・・
柔道整復師になればオリンピックも近いはず・・・
そんな幻想は捨て去るべきである。

資格プラスαが必要な時代なのだと思う。

ネガティブのオンパレードっぽくなったけど(笑)。これは現状把握。

じゃあ逆に。今の若手や学生がオリンピックにトレーナーとして関わるのは不可能なのか。

不可能ではない。この世に不可能はない。ただ確率が低いだけ。その確率を上げる方法を随時紹介していきたいと思う。

ただし僕の提案する内容は極端な場合がある。やるかやらないかは自己責任。もっと詳細を!!と言う場合は直接連絡を!

このブログではそんな内容を随時更新していきたいと思う。

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